祭典の時間:毎年旧暦正月十五日夜
平渓天燈は、始めは盗賊防止のため、お互いに通報する手段でありました。それが今日では、台湾の元宵節の重要な行事となっています。平渓の小さな街に、数え切れないほどに観光客が押し寄せ、「国泰民安」、「財源広進」、「試験順調」などを祈願します。天燈が空を赤く染める様は、まるで十分まで、平安と幸福を祈るよう、通報しているようであります。老街の商店は様々な天燈と提供する以外に、天燈の歴史を解説したり、作り方を教えてくれたりします。元宵節の夜は「千燈並起」の壮観な場面が見られます。皆の平安と幸福を願って、天の果てまで飛んで行く光景は、人々に和やかな笑みをもたらすのであります。